~安心・安全に移動をサポートするために知っておきたいポイント~
介護が必要な方の外出には、多くの不安や配慮が伴います。
病院への通院、デイサービスの利用、家族との外出など、「安全に、無理なく移動する」ことはとても重要です。
そんなときに頼れるのが「介護タクシー」や「送迎サービス」。
今回は、それぞれのサービスの特徴と、後悔しないための選び方のポイントを詳しく解説します。

✅ 介護タクシーとは?
介護タクシーは、要介護者や身体に障がいのある方が、車いすやストレッチャーのまま乗車できるタクシーサービスです。
主な利用目的:
- 病院への通院
- 施設への送迎
- 冠婚葬祭や買い物、外出時の移動
特徴:
- 介護福祉士やヘルパー資格を持つ運転手が対応
- 福祉車両で乗降も安心
- 介護保険外サービス(原則自費)
✅ 送迎サービスとは?
送迎サービスは、介護施設や福祉事業者が提供する「通所介護(デイサービス)」などでの移動サポートです。
主な利用目的:
- デイサービス・デイケアへの送迎
- 短期入所(ショートステイ)の送迎
特徴:
- 原則として、介護サービスの一環として提供
- 介護保険が適用される(利用者負担1〜3割)
- 定期的な利用に適している
✅ 介護タクシーと送迎サービスの違い
項目 | 介護タクシー | 送迎サービス |
---|---|---|
提供事業者 | 民間の福祉輸送会社、NPO等 | 介護施設や訪問系サービス事業者 |
利用対象 | 要支援~要介護、障がいのある方 | 介護保険サービスを利用する高齢者 |
利用目的 | 通院、買い物、イベント参加など | デイサービス、ショートステイ等への送迎 |
費用 | 原則自費(介護保険適用外) | 介護保険の一部として適用(原則1〜3割) |
柔軟性 | 希望する日時で利用できる | 施設側のスケジュールに合わせる |

✅ 介護タクシーの選び方ポイント
① 事前予約制かどうかを確認
介護タクシーは基本的に予約制です。急な対応が難しいこともあるため、通院日やイベント参加日が決まっている場合は早めに予約を。
② 車両設備の確認
車いす対応車やストレッチャー搭載の有無を確認しましょう。乗車時の安全性や乗り心地はとても重要です。
③ 介助対応の有無
ドライバーが介護職員初任者研修や実務者研修などの資格を持っているかを確認。乗降介助や付添が必要な場合は、対応可能か必ず聞きましょう。
④ 利用料金の内訳を確認
介護タクシーは自費サービスが多いため、初乗り料金・時間制運賃・介助費・待機料金などをしっかり確認しましょう。
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✅ 送迎サービスの選び方ポイント
① 利用施設の送迎ルートを確認
デイサービスなどを検討する際、送迎可能な範囲内かどうかは必ず事前に確認しましょう。
② 乗降介助の丁寧さ
送迎時の乗降介助は安全面でも精神的な安心感にもつながります。スタッフの対応の丁寧さや研修体制も選ぶポイントです。
③ 車内の雰囲気
複数人で乗ることが多いため、車内の清潔さ・換気対策・雰囲気なども事前にチェックしておきましょう。
✅ よくある質問Q&A
Q:介護タクシーは病院の中まで付き添ってくれる?
→ 事業所によって異なりますが、有資格者が対応する場合は、受付や診察室前までの付き添いも可能なことが多いです(※事前確認必須)。
Q:送迎サービスだけを利用することはできる?
→ 送迎は原則として「介護サービスの一環」として提供されるため、単独での利用は不可です(例:デイサービスの利用が前提)。
✅ まとめ:安心して外出できる環境づくりが、QOLを高める
外出は、高齢者にとって心身の刺激となり、生きがいにもつながる大切な活動です。
その移動を支えるのが、介護タクシーや送迎サービス。
どちらを選ぶ場合も、本人の状態や目的、移動頻度、費用などをよく考慮し、信頼できる事業者を選ぶことが大切です。
ケアマネジャーに相談しながら、本人も家族も安心できる移動手段を確保しましょう。

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