【コミュニティー★イククル】(18禁)

真面目な彼女の意外な一面と同棲未満生活。
「じゃあ、また明日ね」
そう言って部屋を出ていく彼女は、制服の襟をピシッと整え、髪を指先で整えながら背筋を伸ばしていた。まさに、誰が見ても“完璧な風紀委員長”そのものだった。
だけど、彼女がドアを閉めた後、俺はベッドの上に目を落とし、思わず固まる。
……レースのついたピンクの下着。
——いやいやいやいや。
俺は慌ててそれをつまみ上げる。ちょっと可愛すぎるだろこれ。なにより、ついさっきまで委員長が座っていた場所に、まるで「わざと」置いたように落ちているじゃないか。
「……忘れてったのか? いや、でも、なんで脱いでたんだ?」
いろいろと考えたいところだが、風紀委員長の名誉のためにも、ひとまず袋に入れて保管しておくことにした。
事の発端は、夏休みの補習期間。
「うち、クーラー壊れてて……」
そんな理由で、委員長が俺の部屋で一緒に勉強することになった。風紀委員らしく、ちゃんと親の許可をもらったらしいし、「健全な勉強時間」として午後三時から六時まで。時間もルールもガチガチ。
最初はマジメに勉強していた。……最初は、ね。
けれども、彼女はだんだんとリラックスしていった。髪を結い直してポニーテールになり、制服の上着を脱ぎ、最終的にはYシャツのボタンを二つ開けて首元パタパタ……。
クーラー効いてるとはいえ、夏は暑いもんな。
でも——
「ねぇ、これ、ちょっとエッチな問題じゃない?」
「いや、生物の“繁殖”のとこだからな」
「……ふーん、“繁殖”ね」
いたずらっぽい笑顔。
……そのときの“ふーん”が、やけに色っぽくてさ。
翌日。
俺は学校の廊下で彼女に声をかけた。
「おーい、委員長」
「……なに?」
あ、目をそらした。バレてるの、わかってんだろ。
俺は声を潜めて、耳元で囁く。
「昨日、忘れ物したでしょ。ほら、ベッドのとこに、ちょっと可愛い……」
「シッ!!!」
ものすごい勢いで口を塞がれた。生暖かい手。近い顔。思わずドキッとした。
「……いい? それは“事故”なの。わかってるわよね?」
「……事故で下着が脱げる?」
「お、お風呂……入ったから、汗かいたし……」
「でも服は全部着たまま帰ったよね?」
「っ……!」
耳まで真っ赤。かわいい。
あの完璧超人の風紀委員長が、俺の部屋で、あんな下着を忘れて赤面してるとか、なんて破壊力だ。
「……じゃあさ、俺の家で“確認”する? 忘れ物」
「っ……確認、してやろうじゃないの……」
まさかの、乗ってきた。
夕方、再び俺の部屋。
委員長は、昨日と同じように制服を脱いでリラックスモード。今日は、何か覚悟を決めたらしく、最初からYシャツの下はキャミソールだけ。
目のやり場に困る……どころじゃない。正直、ヤバい。
「……それで、忘れ物ってどこ?」
「ここ、ベッドのとこに」
俺が袋を差し出すと、委員長はそれを受け取り、少しの間じっと見つめた後——
「……気をつけてたんだけどね。やっぱり、緊張してたのかな」
「え?」
「……初めて、好きな人の部屋に行ったから」
好きな人。え、今……。
「ってことで」
彼女は急に顔を上げ、にっこり笑った。
「私、あんたのこと、好きだから」
ど直球。反則。いや、ちょっと待ってくれ、心の準備が。
「じゃあ、今日からは……“部屋に来る理由”、ちゃんと作れるね」
そう言って彼女は、俺のシャツの袖をつまんだ。
「“彼女が彼氏の部屋で過ごす”ってだけだから、健全でしょ?」
「風紀委員長的には?」
「“恋愛は推奨しないが、禁止もしていない”が校則です」
そんなに自信満々に言うことかよ。
でも——
「じゃあ、その、彼氏として……俺、これからどうすれば?」
「うーん、そうね……まずは、キスしてくれたら嬉しいかな」
真っ赤になりながら、でもまっすぐ俺を見て言うその姿は、やっぱり風紀委員長じゃなくて、“ひとりの女の子”だった。
そして俺は、ベッドに座っている彼女のそばに腰を下ろし——そっと、唇を重ねた。
その日から、彼女はほぼ毎日のように俺の部屋に来るようになった。
参考書とお弁当を持って、髪を結い、制服を脱ぎ、Yシャツでリラックスしながら勉強して、たまにくっついてきたり、ふいにキスしてきたり。
そして、毎回帰る前に俺が確認することが一つ。
「今日は……ちゃんと持って帰った?」
「……どれのことかしら?」
悪戯っぽく笑う彼女は、すっかり“同棲未満の彼女”になっていた。
ま、今日もまた——忘れていくんだけどな、下着。
★イククルで恋人ゲット★本当に出会えた人続出(18禁)


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